デートDVは対象外
司会の加藤浩次は「今回の法律改正をどう見ますか」とコメンテーターの菊地幸夫(弁護士)に聞く。「一歩前進だとは思う。でも、問題の抜本的解決にはまだ道は遠いですよね。ストーカーであれDVであれ、加害者の精神には根深いものがあります。ここから考えていかないと根本的解決はできないでしょう」
キャスターのテリー伊藤「法律が改正されても、被害に遭った女性たちにとって、警察署の敷居は依然として高い。警察では生活安全課が担当するが、男の警官ばかり。女性にとっては話しにくい雰囲気ができている」
阿部「今回の改正でも、同居している、していたということが前提となっています。でも、DVではデートDVと呼ばれるデート中に暴行を受けるケースが最近は増えています」
加藤「DVもストーカーも、そこにいたるまではそれぞれ事情が違う。警察はもっと臨機応変に対応するべきでしょう」
事件にならないと対応しないという警察の体質が一番の問題だろう。
文
ナオジン| 似顔絵 池田マコト