日本プロ野球選手会がきのう27日(2013年6月)、統一球の仕様変更を隠していた問題で、セ・パ両リーグ理事長あてに要望書を提出した。第三者委員会の公正な調査などを求めたほか、事実上、加藤良三NPBコミッショナーの辞任を求める内容になっている。第三者委はきょう28日に初会合を開く。
統一球変更問題の原因は「プロ野球の将来について消極的で責任回避的な人物」
要望書はコミッショナーに対して、(1)問題の原因はプロ野球の将来について消極的で責任回避的な人物がコミッショナーを務めてきたことにある(2)今後のコミッショナーはプロ野球の将来についてビジョンと責任感をもった強いリーダーシップを発揮できる人物を求めていて、加藤退任の内容となっている。また、日本野球機構(NPB)には情報公開・説明責任を尽くす態勢の確立、さらに第三者委にも幅広い関係者の意見聴取と公正な調査を求めている。
司会の小倉智昭は「第三者委には桑田真澄さんも入ってますね」といって、話はここまでで、「さて野球といえば…、夏の甲子園で2回も優勝したことが ある習志野高校(千葉)で事件が起こりました」と、乱暴にカジを切って、きのう起った生徒の刺傷事件に入ってしまった。
小倉智昭の興味はプロ野球より習志野高校の同級生殺傷事件
統一球の問題では、巨人の渡辺恒雄球団会長が26日、「子どものときから野球なんかやったことがない。知ってるのは野球協約だけ」「加藤コミッショナーに責任はない。進退をいう必要もない」とナベツネ節を吹いた。もともと、加藤をコミッショナーに持ってきたのはナベツネといわれている。その経緯や週1回出勤で月給200万円、なぜ統一球の購入先がミズノ1社だけなのかなどを突っ込んでほしいところなのに、「とくダネ!」は2人もリポーターを現場に突っ込んだ事件の方を優先した。
習志野高の2年生がきのうの昼過ぎ、同級生の胸を刺して自転車で逃げ、途中でタクシーを奪ったが側溝に落ち、徒歩で逃げたものの6 時間後に捕まったというお話だ。なぜ刺したのかははっきりしない。「授業中に消しゴムをぶつけられて頭にきた」といってるらしい。番組は「ウラに何が?」なんていっていたが、ウラなんかあるものか。ナイフで人を刺したらどうなるかもわからないバカにつきあうことはあるまい。