年金受給開始年齢引き上げ!20年後には平均寿命より遅い80歳
『週刊現代』が「いよいよやってきた『年金制度廃止』」と大特集を組んでいる。第1部では「10年後には70過ぎてから、20年後には80過ぎてから支給」とあるが、日本人男性の平均寿命は79.59歳である。これではほとんどの人間がもらえないことになるではないか。
そんなバカな!とは思わない。現実に日本の年金制度が破綻していることは間違いない。いくら綻びを繕っても限界はある。だからこそ消費税増税は年金などの社会福祉に限定しなければいけないのに、民主党も自民党もそこをごまかし、大メディアは追及しない。
消費税増税を社会福祉にだけ限定して使うのなら、北欧並みの20%程度も致し方ないと私は考える。だが、今の政治家や官僚は口先ばかりで信用ならない。参議院選で問われるべきは憲法でも景気対策でもない。この国のこれからの社会福祉の形であるはずだ。そこを問いかけなければ、こうした記事に魂を吹き込めない。