来年12月(2014年)に成人を迎える秋篠宮ご夫妻の次女佳子さまが正装の際に着用するティアラ(王冠型髪飾り)の製作業者が、東京・銀座のミキモトに決まった。一般公募に応じた5社の中から選ばれた。はたしてどんなティアラになるのか。レポーターの西村綾子が取材した。
格の高い重要行事で着用
ミキモトはこれまでにも皇后美智子さまや雅子さまら、皇室のティアラを手掛けてきた。ティアラ、イヤリング、ネックレス、勲章留めのブローチ、ブレスレットの5点セットで、予算は総額2892万円。日本テレビの皇室担当記者・笛吹雅子は「新年祝賀の儀や晩さん会の中でも、格が高い重要なときに女性皇族の皆さまが着けられるもので、ただのファッションとか装飾ではありません」と解説する。
西村がミキモトの広報宣伝課長に聞くと、「大変光栄で名誉なことと存じております。佳子さまは大変お美しくて朗らかで活発でいらっしゃいます。そういったイメージをデザインのなかに込めてお作りしたいと考えています」と話す。
選考に当たったのは大原美術館の高階秀爾館長、東京芸術大学の宮田亮平学長ら3人の専門家と宮内庁職員だ。宮田学長はとくに重要視した点について、「単なるきらびやかではなくて、デザイン的に清楚であるということがとても大事だと思いました。学習院の入学式のときの映像をご存じかと思いますが、あのときのお姿がとても美しいなと思っていたものですから、そんなところが対象になったらいいなと思いました」と話す。ティアラは来年3月末に完成し、お披露目は12月になる予定だ。
へえ、そうなんだ!「所有権は国。結婚で皇籍離れると返還」
司会の加藤浩次「この時期に発表して、こういう形ですよと、僕なんか言ってほしいなと思うのですが」
キャスターのテリー伊藤「それはやっぱり成人になられた時の方がいいんじゃないですか。楽しみにしましょうよ」
ところで、この予算は皇室の公的な活動に使う金から出される。つまり、個人のものではなく国のものということで、佳子さまが結婚などで皇室を離れる際には国に返却されることになっているそうだ。