売るために産む家族や死産とウソついて犯罪組織に
中国人ジャーナリストの周来友氏は、こうした人身売買が横行する背景についてこう語る。「男の子の場合は跡継ぎ欲しい、女の子だったらお金のために売ってしまう。売るために産むという家族もいます。さらに悪質になると、病院と結託して、本当は生まれているのに、死産したとウソをつき犯罪組織に流してしまうんです」
昨年3月(2012年)、「人民日報」に掲載された記事によると、09~12年までの3年間に誘拐、人身売買で拘束された容疑者は5万6108人、誘拐され警察に保護された子どもだけで3万5662人にのぼるという。また、親から捨てられた子どもは年間10万人、日本(250人)の400倍に達している。
司会のみのもんたは「すごいニュースですねえ。でも、日本でも捨てられた子が250人もいるんですか」とタメ息をついた。
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モンブラン| 似顔絵 池田マコト