ピントが外れているようでいて、案外しっかりしてると人気のタレントのローラ(23)に同情するしかない。父親が詐欺容疑で国際指名手配になってしまった。知人にウソの請求で健康保険料を還付させ、一部を謝礼にとっていたという。
父親はバングラデシュ国籍のジュリップ・アル容疑者(53)で、警視庁によると容疑はこうだ。2009年12月、知人のバングラデシュ人にバングラデシュの病院で治療を受けたというウソの申請を世田谷区役所に出させ、国民健康保険の海外療養費87万円を受け取らせ、アルはこのうち40万円を受け取ったという。2012年にこの事件で逮捕者が出た直後に出国したままで、警視庁の呼び出しに応じていない。
バングラデシュからの渡航仲介で手数料
ローラはきのう25日(2013年6月)、報道各社にファクスで、「ニュースで見てとてもびっくりしました。父がご迷惑をおかけしてすみませんでした。 とても悲しいです」というメッセージを送った。
アルの知り合いなどに聞いてみると、人となりは面白い人とか貿易をしているとかとらえどころがないが、2、3年前から悪い噂があったという。バングラディシュからの渡航を仲介して手数料を取っているというような話だった。今回の手配も金に関わっている。「絶対にバレない」と友人を誘い込んでいたらしい。
司会の小倉智昭「ローラさんにとっては気の毒だね」
取材した岸本哲也レポーターは「日本滞在は長いが、どんな仕事をしていたかはよくわからない」という。
文
ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト