ヒントはあった「サザン復活」桑田佳祐ラジオで「大事なお話…」「ヤフーページのイラスト」

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「ビッグニュースが飛び込んできました!」

   レポーターの阿部祐二が東京の新橋駅でテレビカメラに向かって叫んでいる。新聞の号外も配られている。「国民的ロックバンド、サザンオールスターズが復活を発表したんです」。

   5年前から活動を休止していたサザンがデビュー35周年を迎えるきょうの午前4時(2013年6月25日)に公式ホームページで復活を宣言し、新曲のリリースや野外スタジアムツアーの日程を発表した。

クリックすると新曲「ピースとハイライト」のイントロ

   サザンは2008年8月の日産スタジアムでのライブを最後に、「サザンの屋号をいったんみなさんにお預けします。また会える日まで幸せにいてください」と活動を休止した。けさの発表に、司会の加藤浩次は「新しい曲のレコーディングもして、スタジオも押さえて、よくここまで情報が漏れずに完璧にできましたね」と感心していたが、伏線はあったようだ。

   そのひとつは、桑田佳祐がパーソナリティを務めているラジオ番組。今月15日の土曜日に「来週はみなさん、ちょっとだけ大事なお話をしようと思います」と語り、先週の22日には「とにかく今までウソをついていたから、ちょっとみんなに謝らなくちゃいけないなと思って…。それで何を話そうかと言いますとね、え? 時間がないの?ってこれ、いや今お話ししたいんだけどね」と思わせぶりな発言をしていた。

   もうひとつはインターネット。ヤフーのトップページの「サザン35周年!」の文字の横にあるイラストをクリックすると、聞いたことのない曲のイントロが流れた。それがきょう発表されたばかりの新曲「ピースとハイライト」のイントロだったのだ。

世相暗かった休止中のこの5年間「リーマン・ショック」「東日本大震災」…

   自らサザン世代という阿部は大はしゃぎだが、コメンテーターのロバート・キャンベル(東大教授)は「サザンがいなかった5年間は世相が暗かったですね。リーマン・ショックの時に休止に入り、大震災もあった。ちょうどいま経済が上向きになりかけた時に戻ってくる。波に乗っているというか、タイミングとして、時代の風に合っている感じがする」と世相と関連づけて解説した。

   キャスターのテリー伊藤「サザンが動き出すと、日本にとっても元気が出るね」 そうなるといいね。

文   一ツ石| 似顔絵 池田マコト
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