ヨットで太平洋横断を目指したフリーキャスターの辛坊治郎ら2人の冒険は、福島県を出港してからわずか5日目で頓挫し、勇敢なる自衛隊に救助されて幕切れとなった。「事故」の気になる原因については、船体に何かがぶつかる音が3回ほどした後で、船を放棄せざるをえないほどの急速な浸水がはじまったという。浸水した理由として「クジラと衝突」した可能性をあげている。
海上保安庁「東日本大震災の漂流物」に注意喚起
「モーニングバード!」によれば、実際にクジラと船の接触事故は過去に起きているという。その一方で、専門家などからは他のモノである可能性が続々と出ていた。ヨットで世界一周の経験者、斉藤実さんは「貨物船から落ちたコンテナ」を挙げた。貨物船がコンテナを落とすことはよくあることだという。ヨットに乗るコメンテイターの石原良純(タレント)も「クジラもありえるが、どっちかというと漂流物のほうが可能性が高いのでは」と指摘する。
海上保安庁は東日本大震災の影響で、東北・太平洋側にコンテナなどが多く漂流しているとして注意喚起している。
文
ボンド柳生| 似顔絵 池田マコト