本田の自信と叱咤…チームメイトの中で浮く心配
本田はビッグクラブへの移籍の期待もにらみながら、自身が「格」を身につけチームを引っ張る。チーム本田の総力戦になるとしたうえで、「来年、世界にビッグサプライズを起こせると信じている」と話したという。「チーム本田」とはいいもいったり。自信のほどはよくわかるが、さてチームメイトはどうみるんだろう。
最終戦の後半、本田の不調が目についた。3戦を通しても、トラップはもともとうまくない、パスミスはする、ボールは奪われる、シュートはキーパー正面といいとこなしだった。本田に限らないが、ミスが起点となって失点に至ったのは、ブラジル戦、イタリア戦でも同様だった。しかし、解説でも新聞記事でもこれをいうものはなかった。誰もが見てるだろうに、本田だからか。だとしたら、そっちに問題がある。
司会の小倉智昭「日韓W杯の決勝戦(ブラジル・ドイツ)をゴン中山と観たんですね。そのとき『日本がこういう決勝戦までくるのはいつごろなんだろう』っていったら、ゴンちゃんが『ボクらが生きている間はないでしょうね』といったのがわかる(笑い)。それくらい歴史の積み重ねなのかも」
いやいや、イタリアには実質互角だった。ほんの数年前には考えられなかったことだ。そこまで来たといおう。本田1人のせいじゃないぜ。
文
ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト