東京都議選(定数127)が23日(2013年6月)に投開票され、自民党、公明党は候補者全員が当選しする圧勝となった。第1党だった民主党は28議席減らして15議席と、共産党の17議席にも抜かれて第4党に沈み、初めての都議選に挑戦した日本維新の会は34人の候補者を擁立したが、3議席しかなかった議席を2議席に減らす惨敗だった。
野党分裂で与党に漁夫の利
司会のみのもんたは「なぜ民主、維新の会がこんなていたらくになったんでしょうかねえ」とあえて質問した。共同通信の柿崎明二・編集委員はこう分析した。
「一つは維新の会の橋下発言もあったでしょうが、野党が分裂選挙をやった。自民党にものすごい勢いがあってというより、野党の調子が悪くて、相対的に自民が勝った。アベノミクスがそのまま評価されたという意味ではないですね」
たしかに、昨年末の衆院選の延長上で戦った自民党の勢いにのまれ、野党は争点を引き出せなかったことが大きい。
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モンブラン| 似顔絵 池田マコト