去年(2012年)6月19日、死者1人、重軽傷者79人を出した強烈な台風4号が和歌山県に上陸、この時期の上陸は珍しかったことから、ワイドショーの気象予報士たちはこれを分析し、夏の天気を予想して見せた。フジテレビ系「とくダネ!」付き気象予報士・天達武史は「今年は台風上陸の当たり年!6月に室戸市直撃2個の04年は10個襲来」と予想した。
たしかに、2004年は6月に2個、冬までに10この台風が日本列島を走り抜けた。天達はこれと同じパターンになると予想したのだ。ところが、去年は6月のあとは9月にもう1つ上陸しただけ。結局、計2個で平年より少なかった。
予想を外したのは天達だけではなかった。日本テレビ系「スッキリ!!」の気象予報士・藤富鄕も「猛暑酷暑、台風当たり年『2004年』とそっくりになってきた今年の夏」と言っていたのだ。
まあ、天変地異を予測できると思うことが人間のうぬぼれなのだけれど、天達はとぼけたキャラクターでそれを感じさせない魅力がある。そういえば、「6月に台風が上陸する年は梅雨明けも早いです」とも天達は言っていたけれど、実際は例年より1週間遅い梅雨明けで、これも外した。(テレビウォッチ編集部)