家庭用3Dプリンター10万円台で間もなく登場!データー読み込むだけで何でも作れる?

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   大竹真リポーターが暗視スコープのようなものを掛けて椅子に座った。「両手を前に出しハンドルを握ったような姿勢を取ってください」と声を掛けられ、大竹がその通りにすると、次の瞬間、大竹は「おっ!ハンドルを握っている自分の手が見える」と声を上げた。東京ビックサイトの「ものづくりワールド」で最新3D技術を紹介した。

建設関係や造船業では塗料使わない塗装訓練

   大竹は特殊スコープを付けて塗装訓練をする装置も体験した。「この3Dはスコープの中で塗装が上手くできた部分とできていない部分が見えるようになっています。これまでの塗装訓練は実際に塗料を使い、ものに吹き付けて練習をするというものでしたが、この装置は塗料は使わないため、コストが大幅に削減でき、自然にも優しいものとなっています。すでに建設関係や造船業で何社かがこの装置を導入しています」

家庭にも普及しそうな3Dプリンター10万円台

   会場で人気になっているのが3Dプリンターのブースだ。プリンターが立体的な人形の試作品を作り上げていく。これまでは設計図を書き、それをもとにした金型で試作品を作り、さらに修正して完成するというやり方だったが、3Dプリンターは専用ソフトで得たデーターを入力すれば、すぐに試作品が完成する。

   スタジオに持ち込まれた小さなプラスチック製の瓶を手に取とったキャスターのテリー伊藤は、「ふたを閉めるときのねじもきれいに切れている。こんなに凄いプリンターの開発はいつ頃から始まっていたのだろう」と驚く。工場向けばかりではなく、家庭向けの3Dプリンターも10万円台で間もなく販売されるという。

   コメンテーターの菊池幸夫(弁護士)「プリンターが家庭に普及すれば、個人のアイディア次第でいろいろな試作品が作れますよね。それを元に新しいビジネスが生まれるかもそれない」

   ただ、これを使うとピストルなど、凶器も家庭で作れるようになってしまうという側面もある。

文   ナオジン| 似顔絵 池田マコト
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