ディズニーリゾート「食品偽装」中国産の横行と食材ウソ表記
<「たとえばディズニーシーで大人気の『ギョウザドッグ』は、中国・青島の工場で製造された冷凍品です。それをワゴン内で温めて出してるだけ。中国産の冷凍食品が何度も大きな問題を起こしてることは周知の事実です。しかも自社工場での製造ではないため、きちんとした管理がされてるのか疑わしい。子供に食べさせるものとしてはふさわしくありません」>
こう『週刊文春』で話すのは、食品問題に詳しいノンフィクション作家の奥野修司氏である。東京ディズニーランドは今年(2013年)4月に開園30周年を迎え、昨年度の入場者数は2750万人で過去最高を記録した。その大テーマパークで売られている食べ物に、中国産が多く見られると追及している。
<「一見、中国産食材はそれほど多くないように思える。だが、表示を最後まで見ると但し書きに〈本情報には『加工品』や『加工品の原料』の原産地は含まれていません〉との一文があった。つまり、ギョウザドッグのような加工品の原産地は、『中国産』にカウントされていないのである」>(週刊文春)
このギョウザドッグについては、取引業者の間でも異論があったという。 <「業者からも『子供たちが食べるのに、中国産でいいのか?』という意見がオリエンタルランドに寄せられていたそうです。しかし同社の担当者は『米国本部のロイヤリティーや新しいアトラクションを作る工事代のため、コスト削減が至上命題。上層部は聞く耳を持ってくれない』と嘆いていたそうです」(奥野氏)>
ここでは5月にズワイガニの入ったピザとして売っていたのが、実際は安価なベニズワイガニだったり、6月にはディズニーホテルのレストランで、車エビと表記しながら実はブラックタイガーだったという「誤表記」を発表している。老若男女に夢を売るテーマパークだけに、夢を壊すようなことだけは、やめてもらいたいものである。