多すぎた「敵へのパス」すかさず逆襲され失点
現地の渡辺和洋アナは「観衆から日本コールが起りました」という。小倉は「相手が変わるとこんなに違うのかと思うくらいいい動きをした」といい、武田は「香川も前を向いて動けた。ブラジル戦では前を向けなかった」というが、それよりも「昔ならやる前からイタリアかと思ったのが、いまは勝つつもりでいる」と感慨をいう。
では、相手とどこが違うのか。武田は「シュート力、決定力。肝心のところで決めますよね、ブラジルもイタリアも」と分析する。前半4分の前田のシュートがそうだった。香川からの絵に描いたようなピンポイントのパスだったが、「惜しくもゴールキーパーの正面」といえば聞こえがいいが、実際はブフォンへの「パス」だった。「敵へのパスがいくつもあったが、4点目はこれが起点になった。
武田「2試合で7失点ですからね。ちょっとしたスキをねらわれる」
日本は2連敗で1次リーグで敗退が決まった。
文
ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト