11年前失踪社員「ミイラ遺体」飲食店から発見!元妻の勤め先の収納ケース

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   今月5日(2013年6月)、岩手県盛岡市内にある住宅街の飲食店の収納ケースからミイラ化した遺体が発見された。警察の調べで、遺体の身元は青森県在住で11年前に青森から忽然と姿を消した湊谷明博さん(当時52歳)であることが判明した。なぜ、湊谷さんは姿を消したのか、その遺体がなぜ盛岡市内でミイラになっていたのか。

元上司「事件に巻き込まれるような男じゃないのに突然消えた」

   阿部祐二リポーターは「遺体が発見された場所は湊谷さんの元妻が務めていた飲食店でした。飲食店は2階建てで、1階に5人ぐらいが座れるカウンターとテーブル席。2階にもテーブル席がありましたが、現在は2階での営業をやめ、元妻が寝起きをしていたようです」と伝えた。

   湊谷さんの元上司は「彼はね、優秀な男。びっくりです。本人が事件に巻き込まれるような人間ではないと思っているが、今でも不思議に思うことは、突然会社を辞めると言っていなくなってしまったことです。その理由が分からない。彼は部長に昇進したばかりだった」と話す。湊谷さんが住んでいた青森の住宅の近隣住民は「律儀で真面目ないい人でしたよ」と証言する。

   阿部「湊谷さんが姿を消した直後に、元妻は周辺の人に、岸壁で揃えられた靴が発見された。自殺をしたのではないかとも話しをしていたそうです」

2000万円の退職金も不明

   元東京監察医務院長の上野正彦氏は「風通しの良いところに長年放置すれば、遺体はミイラ化します。ただ、夏になると内臓が腐り始め異臭を放つ。それで、大きなビニール袋や収納ケースのような臭いが洩れない所に移動させたのではないでしょうか」と推測する。湊谷さんは会社を辞めるとき、約2000万円の退職金を受け取っている。

   司会の加藤浩次「そのお金はどこに消えたの?」

   阿部「それがまったくわかっていません。もし、遺族の誰かに渡っていれば、何らかの変化が起きていたはずですが、その形跡はありません」

   コメンテーターの宮崎哲弥(評論家)「警察には届け出があったのかな」

   阿部「湊谷さんが行方不明になった直後、妻が自殺かもしれないけれどと捜索願を出していたようです」

   謎が多いようで、案外、警察にはもう犯人がわかっている事件かもしれない。

文   ナオジン| 似顔絵 池田マコト
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