30年以上研究してきた日本。課題は次世代研究者の育成
首都大学東京の特任教授で人工光合成研究センター長の井上春夫氏に、国谷は「欧米の追い上げに日本は勝てるでしょうか」と聞く。「日本には光合成の研究で30年の歴史があります。外国の力を借りず、日本人だけで研究してきました。これまで日本は世界をリードしてきたわけで、そう簡単には追いつかれません。
課題は、人工光合成の研究とその成果を次の世代、あるいはさらにその次の世代にどう伝えるか。バトンタッチをどうするかにかかっていると思います」
自動車メーカー研究員の「あと一歩」とはどういう段階のことなのか、そこが知りたかったのだが。
ナオジン
*NHKクローズアップ現代(2013年6月17日放送「二酸化炭素が資源に!夢の人工光合成」)