「判決が確定するまでは推定無罪。しかも、被告は判決公判当日に判決が不服だとして控訴をしている。これからも裁判は続くわけで、今の段階では犯人と断定するのは間違っている」とコメンテーターの勝谷誠彦(コラムニスト)はムキになって言う。これに対し、キャスターのテリー伊藤は「彼は警察に逮捕されたときに、血の付いた包丁を差し出し、犯行を自供している。でも、裁判が始まると一転無罪を主張した。これをどう考えたらいいのか」と激しく反論する。いつもは笑いに包まれているスタジオが凍りついた。
公判廷で傍聴せず「犯人見たら何するか、自分を抑えられない」
長崎県西海市で起きたストーカーによる母親・祖母殺人事件で、長崎地裁は14日(2013年6月)、筒井郷太被告(28)に死刑を言い渡した。阿部祐二リポーターは、妻と母を殺害された山下誠さん(59歳)が綴った手記を紹介した。「手記はA4用紙8枚にわたって書かれていました。この中には、被告は自己中心的で最悪の人間で、裁判でむちゃくちゃ言っている被告は一生反省しないという記述や、感情をコントロールするのに精いっぱいだったと書かれています。公判中、山下さんは傍聴席に一度も座らなかったようです。座ると何をするか分からないと考え、控え室にいたといいます」と語った。
面会に応じて欲しい「なぜどうやって殺したのか」
山下さんは筒井に犯行の動機や犯行に至るまでの経過を知りた、面会に行くので会ってもらえないかと手紙を出していた。筒井からの返信はわずか10数行で、「会っても良いけど、弁護士さんが来ることもあるので、その時は会えない。また、初めて会う人なので、何を話したらいいのかわからない」と書かれていた。
司会の加藤浩次「会うけど何も話せないという意味だろうか」阿部「山下さんは手記の中で、被告を生かしておくべきではない。早く絞首刑にしてほしいと書いています」