「前田敦子」からのメールで有料サイトに誘導!アイドル騙って116億円荒稼ぎ

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   菊川怜キャスター「大好きな芸能人から突然メールが来たらどうしますか」

   司会の小倉智昭「喜んじゃうよね」

   差出人は元AKB48の前田敦子。「握手会終了しました」という書き出しで、ちょっと悩んでいる風を書いていた。こうした手口で出会い系サイトに登録させて116億円以上を荒稼ぎしていた詐欺グループがきのう13日(2013年6月)逮捕された。

   出会い系サイト運営会社「ウイングネット」の役員ら男女9人で、被害者は約37万人、うち女性が31万人と圧倒的だという。

サクラの男性「1日40万通送ると半分返ってくる。700万円使わせたことある」

   芸能人を騙るメールについて若者に聞いてみると、「いっぱい来ますよ。優香の丸裸とか」「亀梨和也がどうとか、1日に20件くらい来るようになったときもある」などという。手口はなかなか巧妙だ。「聞いてもらいたい話がある」とか「人の目があるのでこの連絡先から」といって来る。埼玉の男性がひっかかった例はこうだ。

   見知らぬ女性からの連絡に応えると、「前田敦子が悩んでいるので相談に乗ってやって」という送信が来た。前田のマネージャーだといい、さらに上司と称する連絡があり、「謝礼は500万円払います」。男性は前田とのメール交換をはじめたが、気がついたら有料サイトが136万円になっていた。

   かつてサクラをやっていたという男性が手口を解説した。アイドルはスキャンダルが報じられると露出が減る。それに乗じて彼らがキャラクターを作って、「困ってる」とメールする。「1時間4万通だから1日に40万通とかいってたんじゃないかな。ボク1人じゃなくて、10人、20人のバイトが同じことをやってる」「返ってくるのは半分以上。そこでまた相談していいですかとやると、ポンポン返事がくる」

   タレントはブログをもっているから、それをチェックして同じような文章を書くのだという。1か月に40~50万円、3、4か月で700万円 を使わせた例もあるという。男性は「楽しんでるんだからウソだとばれなければいいんじゃないか。罪悪感なんかない。どこに感じればいいかわからない」と平然と話す。

文   ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト
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