「チャーリーズ・エンジェル」ファラ・フォーセット「DV」「麻薬」「肛門がん」の実生活
同じ週刊新潮に4年前に62歳で亡くなった女優ファラ・フォーセットの人生についての記事とグラビアが載っている。テレビドラマ「チャーリーズ・エンジェル」で人気を博し、番組のイメージポスターとして作られた彼女単独のポスターは全世界で1200万枚も売れたという。私も強い印象があるが、グラビアに載っている1995年米国版『プレイボーイ』に掲載された彼女のオールヌードは、48歳とは思えない見事な肢体である。
だが、彼女の実人生は苦難の連続だった。貧しい家に生まれ、生後すぐに胃に腫瘍が見つかり手術。ハリウッドに出てくるも、ひどいテキサス訛りのため直すのに苦労し、スターになったときは30を過ぎていた。その後、「ある愛の詩」でスターになったライアン・オニールと同棲を始めるが、彼の女癖や酒、薬物、DVに悩まされ、子供までが精神をおかしくして麻薬に手を出してしまうのである。
晩年は肛門がんに罹り、苦しい闘病の末に亡くなる。ハリウッドのスターたちの自伝を読むと、銀幕の大スターが実生活では苦労を重ねていることが多い。能年玲奈には芸能生活も実生活でも幸せになってほしいものである。