ホームラン乱発に疑問持たなかった自称・野球ファン
この時期までのホームラン数を比べても、去年の309本に対して、今年は512本だ。これに疑問を抱かないコミッショナーとは何なのか。加藤氏は2008年まで駐米大使だった外交官だ。大リーグで始球式をするなど野球ファンで通っていた。退任してNPBコミッショナーに就任している。なぜ加藤氏が起用されたのか。スポーツジャーナリストの玉木正之氏は、「渡辺恒雄さん(巨人軍会長)がウンといわないと決まらない。加藤さんも渡辺さんが連れてきたとみんな了解している」 という。コミッショナーは出勤は週1回で、月給200万円、交際費1000万円だそうだ。
司会の小倉智昭「きのうライオンズの菊地雄星が9回1アウトまでノーヒットノーランで、そのあとヒットを打たれた。あれがもし去年までの飛ばないボールだったら、ノーヒットノーランだったかも…なんていわれたら野球がおかしくなるでしょう」と熱くなっている。
田中大貴アナがボールを手に「選手はこれにすべてをかけているわけです。選手はきのう、試合が始まる前にNPBから説明があると思っていたがなかったそうです」
会見があったのは夜のゲームが始まっている時間だった。小倉は「みんな朝から会見を待っていたのに、野球が始まってから会見するとはね」と呆れ顔だ。
笠井信輔キャスターが珍しく強い調子でしゃべった。「コミッショナーが本当に知らなかったのなら、事務局長以下を処罰すべきでしょう」
小倉「去年、ボールが飛ばないために年俸が下がった選手が、今年は打つようになったら『ボールが飛ぶからだろ』といわれたんじゃたまらない」