携帯電話に夢中になり赤信号を無視して交差点に突っ込む女性、スマホを見ながら自転車をフラフラ運転する若い男性、電車を降りるとすぐ立ち止まってスマホ…。「朝ズバッ!ほっとけない!」コーナーで歩きスマホやながら運転の横行を取り上げた。
電車に接触して死亡…ケータイに夢中だった33歳女性
国土交通省によると、携帯電話を操作しながらホームから転落する事故は全国で2010年度は11件、11年度に18件あった。3年前には、携帯電話を操作していたと見られる女性(33)が電車にはねられ死亡している。先月27日(2013年5月)にも携帯電話を操作しながらホームを歩いていた小学5年の男子児童が線路に転落して大けがをした。「人に迷惑を掛けない」という最低限のモラルも守れないバカが多すぎる、と言いたくなるほど歩きスマホが多い。
筑波大の徳田克己教授の研究室は、学生650人を対象にアンケート調査したところ、「ぶつかった・ぶつかりそうになった経験」が「非常によくある」4%、「時々ある」57%もあった。街の年配者に聞くと、「社会全体でルールをしっかりつくらないと危ないと思いますね」「法的手段に出たほうがいいと思う」など厳しい意見が相次いだ。
コメンテーターの北川正恭(早稲田大大学院教授)は「法律で縛るのと学校でも教えないと。本当に迷惑ですよ」と日頃感じていた怒りを爆発させた。小松成美(ノンフィクション作家)は歩きスマホの常習者だったのか、「このリポートを見て加害者になる可能性もあるので、自戒も込めて本当にきょうから止めます」
文
モンブラン