ジメジメむしむし…ダニの季節がやってきた!「布団に潜む32万匹」徹底退治これでいけ

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   梅雨のこの時期、ジメジメが大好きなダニの繁殖期でもある。「家の中のダニワースト3のソファに1300匹、じゅうたんに2000匹、布団にはなんと1平方メートルあたり10万匹といわれています。このジメジメした時期に卵を産んで、秋には300倍の数になっていくんです」(近藤泰郎アナ)

   家の中にいるダニの9割は0・3ミリほどのチリダニで、刺すことはないが、アレルギー症状の9割はこのチリダニが原因だ。シングルの掛け布団は平均3・15平方メートルだから、1枚の布団にコイツが32万匹近くいることになる。もうなにがなんでも退治するしかない。

掃除機と布団乾燥機でやっつけろ

【掃除機】布団ダニの退治で有効なのは掃除機だ。布団カバーを外した布団を、掃除機で1平方メートル当たり約20秒の目安で、縦と横にゆっくりかける。裏返して裏側も同様にかける。これで吸い込めるダニは100匹前後なのだが、農学博士の吉川翠さんは有効だという。「ダニの大半は布団の中にいるので多くは吸い込めません。でも、アレルギーの原因になるのはフンと死骸で、これは布団の表面に出てきますから、これを吸い込めばいいのです」という。

   敷き布団も同様に表側に掃除機をかけるのだが、とくに上から50センチまでを入念にやる。ダニの好物であるは髪の毛やフケが多く落ちているからだ。掃除機の布団専用のアタッチメントを用意するとやりやすい。

【枕と布団カバー】枕の下にバスタオルを敷き、頻繁に洗濯することで繁殖を防ぐことができる。布団カバーは1週間に1回は洗濯するようにしたい。

【布団乾燥機】布団の中に潜り込んでいるだにを退治するのには布団乾燥機を使う。「ダニは50度の温度で死滅します。だから、布団乾燥機の熱で退治することができます。ただ、普通の乾燥機の使い方では端っこにダニが逃げて生き残ります。縦の乾燥マットを横向きにして、それを挟むように布団を畳んで、上に掛布団を掛けて熱を逃がさないようにすることです」(吉川翠さん)

ダニも住みにくい羽毛・羊毛布団

【布団干し】布団を干して叩いても効果は薄い。「叩いて舞い散るのはダニのフンとゴミです。近くにいる人がこれを吸います。マスクをして叩くより掃除機の方をおすすめしますね」(吉川翠さん)

【ベッドカバー】ベッドカバーも起きてすぐ元に戻さない。30分ほど敷布団だけの状態にして汗を飛ばして乾燥させる。掛布団は椅子の背もたれで裏側を干す事が理想だ。

【押入れのダニ】布団を仕舞う押し入れの対策も重要になる。しまってもすぐに戸を閉めず、左右10センチ程度あけて風を通しておく。また、圧縮した布団の中でもダニは生きている。乾燥に弱いダニには乾燥材を布団袋に入れればよい効果が出る。

【ダニのいない布団】「ダニが中に入り込んでいるのは化学繊維と木綿の綿の布団です。羽毛や羊毛は繊維の目が細かいのでダニは入り込めません」(吉川翠さん)

   ただ、表面にはいるのでやはり掃除機だけはかける。

(磯G)

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