アベノ景気のノリがなんだかアヤしくなってきた今日この頃であるが、わが国のプライオリティ国策である「値上げ」のほうはいったいどうなってるんであろうか。アベノミクスと円安・原材料高に乗って、着実に実現できているのだろうか。
ソーセージ1袋138グラムが127グラムに量下げ
「モーニングバード!」も物価上昇が気がかりのようだ。とりわけ気になるお値段といえばスーパー、食品系である。最近はスーパーで「隠れ値上げ」が進行しているという。スーパーの日常、日用品のメイン購入層である主婦層は「値上げ」に敏感だ。そこで値段を上げるかわりに、個数や内容量をこっそり減らすのが「隠れ値上げ」である。
たとえば、おなじみのソーセージは1袋138グラムが127グラムに「量下げ」。ロースハムは40グラムが38グラムに、シーチキンは80グラムが70グラムに、ひと山5個680円のグレープフルーツはひと山4個680円に――といった具合である。
これならわかりにくいし、買いやすい。株はともかくとして、値上げのほうは今のところウマいことやれているようだ。さあ、オールジャパンでアベノ値上げにノって行こう!
文
ボンド柳生