三浦雄一郎エベレスト登頂の秘密は「脳」だった!高齢者に多い萎縮なし

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   70歳、75歳、そして最高齢80歳と老いに負けず3度のエベレスト登頂を成し遂げた冒険家の三浦雄一郎氏は、じつは満身創痍であった。世界最高峰はおろか、一時は散歩も難しかったのだ。

   キャスターの国谷裕子は「三浦さんは60代の時に肥満から狭心症となり、その後に不整脈であることもわかりました。今回のエベレスト登頂に出発する直前の今年1月(2013年)、不整脈の手術を受けています。500メートルの山も自力では登れないといわれた三浦さんですが、エベレスト登頂に成功するような強靱な肉体をどう取り戻したのか、その秘密を検証します」という。

独自に編み出したトレーニング「ヘビーウォーキング」

   三浦は「いつからエベレスト登頂を考え始めたのか」と聞かれ、「僕が60代の頃、90歳になった父(三浦敬三)がモンブランをスキーで滑り降りたいと言い出したんです。そこで、父がモンブランなら自分はエベレストだと考え始めました」と話す。国谷「この頃、三浦さんはスキーの滑走中に転倒。骨盤を3か所骨折して、自力で上半身を起こせない状態にありました」

   このとき治療に当たった担当医は、「入院してまもなく、三浦さんの病室はスポーツジムのようになっていました。筋肉を鍛えるさまざまな器具があちこちに置かれていました」と話す。

   三浦はヘビーウォーキングとよばれる独自のトレーニングを編み出した。両足首にそれぞれ重さ5キロのおもりを巻き、30キロのおもりを背負って週に4回、長いときには1日8時間以上も歩くのだ。登山で最も重要な脚力や背筋力などを鍛えるためである。

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