真夏に多いはずが空梅雨でこの時期に発生
気象予報士の天達武史はきのう群馬・伊勢崎市の麦畑にいた。麦が時計と反対回りに広範囲に倒れている。まるでミステリーサークル。こちらは7日に起った竜巻だった。住宅の屋根瓦がこわれ、重さ40キロもあるゴミ箱が飛んできて、消防署の窓ガラスが壊れていた。でかいトタンの看板がクシャクシャになっていた。高さ10メートルの電線にひっかかっていたのだそうだ。
司会の小倉智昭はきのう日本一暑い熊谷の近くでゴルフをしていたという。「6月にしちゃ暑かったですよ」
天達「梅雨に入ったとたんに、雨が降らずに暑さ。これで塵旋風が起りやすくなっています。晴れておだやかなところで、突然起きます」
本来は夏の真っ盛りに起るのが、カラ梅雨でいま起っているらしい。これは同時に水不足にも通ずる。利根川水系のダムの貯水率はすでに50%を切っているという。本来なら満水状態の時期だ。
小倉「これから降るんじゃないの?」
天達「降るところ、降らないところがはっきりと分かれそうなんです。梅雨らしくなるのは6月下旬から。ボクも降ってくれないと困るんです」
予報士が困ることもないだろう。
文
ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト