早すぎた?梅雨入り発表…来週も雨予想なし!農家ピンチ、ビアガーデン大繁盛

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   カラ梅雨列島で農家が悲鳴を上げている。気象庁が観測史上3番目に早い梅雨入りを発表した関東甲信地方は、きょう7日(2013年6月)で10日目を迎えたが、予報では7日午前中は久しぶりの雨のはずがいっこうにその気配がない。雨が降らず農家はピンチだ。

野菜も果物も生育遅れ。東京の水ガメは取水制限

   埼玉県秩父市の農家は「雨を待っているんですがねえ」と、収穫期を迎えても育ってくれないジャガイモ畑に肩を落とす。今が育ち盛りのキュウリ、長ネギなどがみな生育不足という。

   関東の水がめの一つで水道水にも使われている市内の荒川水系「合角ダム」は、6日現在の有効貯水率はわずか2.4%。ダムの底が露出し、いたるところにひび割れが見える。秩父市の5月の降雨量は28.5ミリで、平年の3割しかない。梅雨入りしてからも8.5ミリしか振っておらず、5月11日から取水制限を始めた。

   ブドウやモモなど全国有数の果物の産地である山梨県でも、このカラ梅雨は深刻な事態となっている。モモは7月上旬に旬を迎えるが、生産農家は「雨がないと大きく育たず、小さいとどうしても単価が下がる。雨との闘いです」と雲行きを心配する。山梨県北杜市ではいまだに田植えができない。

東京の降雨量3・5ミリ「カラ梅雨さまさまです」

   東京も梅雨入り後の降雨量はわずか3.5ミリだが、都心のビアガーデンは仕事を終えたサラリーマンやOLで連日の大繁盛で、従業員は「カラ梅雨さまさまです」と笑顔が止まらない。

   いつになったら雨にお目にかかれるのか。雨を期待する農家には酷だが、このカラ梅雨は来週も続くという。司会のみのもんたの「(梅雨入り発表が)早すぎたんじゃない。いつ訂正するの」という疑問に、気象予報士の森朗は「梅雨入り発表は見込みです。確定値は秋になってからです」

   秋になってから訂正されてもねえ。

文   モンブラン| 似顔絵 池田マコト
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