ホームで勝ってワールドカップ出場を決めろニッポン!といったかけ声のなかで行われたサッカー日本代表対オーストラリア戦。結局のところは、終了間際にもらったPKで引き分けに追いつくという冴えない筋書きのドラマとなった。
もっともスタジオは「最後に決まったんで、勝ったような気分」(赤江珠緒キャスター)など笑顔笑顔の祝賀ムードである。そして、とにかく本田ホンダHONDAである。プレッシャーのかかるPKを決めたのが偉い、ど真ん中に蹴ったのが度胸がある云々。
「ボクだったら吐いてますね」(プレッシャーに弱いと自認する羽鳥慎一キャスター)、「このプレーにはほれますね」(作家の立花胡桃)
いまや世界で活躍中の日本選手はどんどん増えてるし、このままワールドカップ優勝も夢じゃない、みんなで信じれば夢は叶う、信じ抜くこと―それが一番大事~といったオールジャパン上げ潮ムードに包まれた。
文
ボンド柳生| 似顔絵 池田マコト