「彼が危ない!助けて」叫んだ女が犯人だった!痴話喧嘩エスカレートして刺殺

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   「彼が危ない!助けて」と叫んだ女性が容疑者だった。おととい2日(2013年6月)未明、名古屋市瑞穂区のマンションで会社役員の鈴木善博さん(44)が太ももなどを刺されて死亡し、同居の成田いつか容疑者(28)が殺人の疑いで逮捕された。年の差16歳のカップルに何があったのか。

酒乱の上司としっかり部下の職場恋愛…4月にも警察沙汰

   事件は広い交差点の一角に建つ円型のデザイナーズマンションで起きた。成田はその1階ロビーで全身血だらけでパニック状態になっていて、警察が8階の部屋に駆け付けると鈴木さんが血まみれになって倒れていた。死因は失血死だった。室内には凶器とみられる刃物のようなものが見つかり、成田の両手には刃物による切り傷があった。「殺意は持っていないし、切りつけてもいない」。逮捕された成田は容疑を否認している。

   成田は鈴木さんの会社の従業員で、上司と部下の関係だ。付き合い始めたのは2年ぐらい前という。2人をよく知る人は「めちゃめちゃ仲がいい。籍を入れるようなことも言っていた」と話す。成田については「ものすごくいい子で、賢い子。(鈴木さんより)彼女の方がしっかりしていた」という評判だった。

   一方、鈴木さんは「酒を飲むとわからなくなるところがあるなど、(酒に関しては)十字架を背負っている部分もあり、精神的に強い人間じゃないと思う」という。別の知人は「仲が良すぎて大喧嘩することもあった。彼は亭主関白っぽいタイプなので、気にいらないと大喧嘩になるだろうね。周りから聞くと、激しかったようだ」と話す。今年(2013年)の4月には路上で派手な喧嘩をして警察が出動する騒ぎもあった。

ヒステリー状態で切りつけたら大量出血でパニック

   それにしても、なぜ殺人事件に発展したのか。取材したレポーターの阿部祐二は「気になるのは、成田容疑者の『彼が危ない! 助けて』という言葉です。いろいろ推測できますが、自分でやっておいて、あまりもの出血に驚き、あのようなことをいったのではないか、と思われます」と伝える。

   コメンテーターの香山リカ(精神科医)「けんかの延長で、殺害とまで考えていなくて、刃物を持ち出して切りつけたら、大量に出血したのでびっくりして叫んだのでは」という。

   いずれにしても真相はよくわからないままだが、阿部は「密室の出来事なのでデリケートな捜査になると思います」といって終わりにした。

文   一ツ石
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