こういうのが出てくるといっそう収拾がつかなくなる。先週金曜日(2013年5月31日)、韓国のネット掲示板に1枚の写真が載った。池に向かって立つ男性の後ろ姿。そこに「おしっこしました! これでも食らえ!」と書き込みがある。池は靖国神社の池だというのだ。
ご丁寧にも、この投稿者は男の前にあった手すりの下の部分がぬれている様も載せていた。靖国神社には本殿の奥に神池庭園といわれる池があり、 一角にある東屋がその現場らしい。ネットには日本維新の会の橋下徹・共同代表の写真とともに、「つばをはくだけでは我慢できなかった」「(日本の)政治家の妄言が続けば、放尿も続く」とあった。
国内では「韓国の恥だ」「いや、 あちこちでしてほしい」
放尿行為に対する日韓の国民の反応の違いが微妙だ。当の靖国神社で聞いてるのに、「良識を疑う」「同じ人間として頭が痛い」「言論は自由だが残念だ」などどこかよそごとの風だ。韓国では「間違ってる」「怒りをこんな風に表現するのは間違い」「韓国の恥だ。日本もよくは思わない」と否定的な声の一方で、「よくやった。 あちこちでしてほしい」「復讐心でしょ。悪いとは思わない」と肯定派もいて、8対7だった。否定派もよく聞いてみると、「心情は理解できる」というのが大半だった。とにかくはっきりしている。
慰安婦問題では、国連の拷問禁止委員会は31日、「従軍慰安婦について、被害者を傷つけている橋下氏の発言に政府が明確に反論することを求める」という勧告を出した。これに小野寺五典・防衛相がわざわざ「日本政府はこれに与しない」と発言している。なんとも律儀なことだ。小野寺はさらに「日本が右傾化しているというのも全くの誤解だ」ともいった。
対日関係の修復望んでいない?中国・韓国―日本悪者呼ばわりの方が好都合
司会の小倉智昭「この問題は収まりそうもないですね」
元外交官の宮家邦彦は「橋下発言がなくても、中国、韓国は組織的にこの問題に対応してるから、日本がゴールしようとしてもゴールを動かしている。解決させたくないのでしょう」という。
もうひとつ「右傾化」批判がある。11年ぶりの防衛費増額、防衛計画大綱の見直し、憲法改正論議などが、アジア各国に懸念を抱かせている。
小倉「右傾化は誤解か、誤解じゃないか」
宮家「誤解です。11年も増やさなかった間にどんどん増やした国がある。日本の島の近くまで船が来ている。(防衛費増額は)当然だと思います」 「フィリピンやベトナムは歓迎しています。アジア全部が懸念しているわけではないんです。批判は韓国、中国が中心」
夏野剛(慶応大学大学院特別招聘教授)「中韓にしてみると、日本が嫌な国であった方がいいんでしょう」
この問題ではまだまだ何が飛び出すかわからない。そのつど小便をするといっている韓国人は気をつけろ。見つかったらホントにヤバいことになる。