東京・新宿歌舞伎町に新しい波が起きていると番組取材キャスターの岡安弥生が伝えた。円安による割安感で外国人観光客が増えているが、なかでもタイからの観光客が急増し、繁盛しているのが新宿歌舞伎町だ。
韓国や中国嫌って「円安だもの日本へ行こう」
タイからの観光客は、昨年3月(2012年)は2万人台だったが、今年に入って3月は4万4800人(前年同月比70%増)、4月は6万200人(同45%増)という。旅行代理店によると、好調な経済や円安のほかにも理由があるという。「韓国の情勢不安と中国の大気汚染問題で、両国への観光を控えた人たちが日本へ来るようになったのも急増した要因のひとつ」という。昨年6月から滞在期間が最大90日(1回15日以内)で、有効期間が最大3年という数次ビザの発給が行われるようになったことも大きい。
「客の8割がタイからのお客様です」
タイ観光客を待ち構える新宿歌舞伎町の店側も、中国語表記をタイ語表記に変えるなど対応に忙しい。タイ語表記に変えた中古ブランド専門店は、4月の売り上げは前年の4割増という。ある飲食店は「客の8割はタイのお客様です」と言い、取材した日は200人以上がタイからやって来た。タイ女性の観光客に日本の感想を聞くと、「日本人は礼儀正しくていいです。また来たい」と好印象のようだ。
司会のみの・もんた「こういう評判をタイに持ち帰って、『日本人は親切で丁寧だった』。こういうイメージを伝えてくれることは大事ですよね。山田長政も喜んでいるでしょう」
ただ、なぜ訪れる先が新宿歌舞伎町なのかの解説はなかった。歌舞伎町のイメージは昼は寝て、夜活動する町。