最終的な判断基準はやっぱり「カネ」
30日のプレゼンテーションを実際に見た原田宗彦・早大教授に電話で聞いた(気の毒にも現地は真夜中)が、「好意的だったと思う」「他都市は情緒的だった」という程度で、赤江珠緒キャスターが「東京への期待は高いですか」とむりやり聞き出すようなありさまだ。
前日の採用競技の候補決定に関して、スポーツジャーナリストの二宮清純氏がオリンピックの金の話をしていた。テレビ放映権料が入るようになってから、各国、競技団体への配分が「生殺与奪」を握るようになったというのだ。「テレビ受けのわるい競技は生き残れない」「野球は五輪競技からはずれたことで、放映権料が2億円から200万円になってしまった」などなど。
司会の羽鳥慎一「スポーツの裾野をひろげるためのものでしょうに」
二宮は開催都市の決定が競技も決めるという。東京やイスタンブールならレスリングとか、そういうことだ。それが五輪の現実。
文
ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト