情勢厳しい五輪東京招致!猪瀬都知事の英語プレゼン「失点回復」できたか?

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   2020年五輪招致を目指す東京など3都市が30日(2013年5月)、ロシアで開かれたスポーツ国際会議でプレゼンテーションを行なった。同じ会場でIOC理事会も開かれ、IOC委員も多数顔を見せたなか、猪瀬都知事が身振り手振りを交え英語で東京の良さを訴えた。さて、猪瀬は自らが招い失点を回復できたのかどうか。

イスラム批判、柔道界不祥事、橋下「慰安婦発言」…悪い材料ばかり

   猪瀬の板についていないプレゼンに、司会の加藤浩次は「猪瀬さん、コミカルキャラだったっけ。日本でもこういう顔をしていて欲しいですよ。いつもムッツリしているからね」と茶化した。

   キャスターのテリー伊藤「一生懸命しゃべっているという思いは会場に伝わっていると思うよ」

   柔道女子の日本代表監督による女子選手への暴行・暴言、日本柔道連盟の助成金不正受給問題、理事によるセクハラ行為に加え、猪瀬が口を滑らせ「イスラム諸国はケンカばかりしている」とライバルのイスタンブールを批判した。

   最近では日本維新の会共同代表の橋下大阪市長による従軍慰安婦をめぐる発言など、「国際感覚から程遠い国」「女性蔑視の国」と言われてもやむを得ない厳しい情勢だ。

6、7月にスイス、9月にIOC総会で逆転チャンス

   これに対し、イスタンブールは「初のイスラム圏開催」「東と西を結ぶ架け橋」を前面に押し出し、好調な経済情勢をアピールした。マドリードも債務危機が一段落し、35の競技会場のうち8割が完成していることを強調している。

   今後のスケジュールをみると、プレゼンは6月と7月にスイスで2回、9月7日から始まるIOC総会と3回残っている。開催地が決まると、3種目に絞られた追加競技の1枠に影響すると阿部祐二レポーターは分析している。東京ならレスリングか野球・ソフトボールのどちらか、イスタンブールなら人気の高いレスリング、マドリードなら欧州で人気があるスカッシュという。

文   モンブラン| 似顔絵 池田マコト
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