橋下問責決議なぜ公明党ビビッた?出直し市長選チラつかされ腰砕け

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   「公明党は最後でビビッたんやろう」「なんか腰砕けで情けないわ」と大阪市民はカメラに向かって冷ややかに語った。きのう30日(2013年5月)、大阪市議会の自民党、民主党系、共産党が提出した橋下徹大阪市長の問責決議が、公明党が一転反対に回って否決された。公明党は何を怖がったのか。

松井幹事長「参院選挙と同時選挙となる」

   田中大貴リポーター「公明党は橋下市政の与党ですが、問責決議案賛成を取り付け可決されると見られていました。ところが、松井一郎・日本維新の会幹事長(大阪府知事)の朝で急変しました」

   松井は「問責は市長を辞めろと言っているのに等しい。そうなれば市長の出直し選挙となり、参院選挙と同時選挙となる」と恫喝をかけたのだ。橋下は「私は出直し選挙とはひと言も言っていない。松井さんがご自分の考えをお話ししたのでしょう」というが、幹事長の発言を党首が「オレ知らない」で通用すると考えているところに、公党としての自覚のなさが現れている。

   橋下市政を取材しているジャーナリストの吉冨佑治氏は「公明党が日和ったと見えるが、公明党が言いたかったことは、大阪市政はいま混沌としているので、橋下さんしっかりして下さいということ。問責が可決されれば、大阪都構想なども潰れるわけで、ホッとしていると思います」という。

「問責」削って「猛省と責任」タイトル変えて同じ決議案の滑稽

   そこで、公明党は独自の決議案を出した。メインキャスターの小倉智昭「野党の問責決議と公明党の決議案とどこが違うの」と首をかしげる。

   田中は「決議案の文章は同じです。ただ、議案のタイトルが公明党のは問責という文字が消え猛省と責任と変わっています」

   コメンテーターのショーン川上(経営コンサルタント)は「何かセレモニーという印象が強いですね。市長の出直し選挙や市議会解散と事態になって、維新の会が圧勝したら困るという思惑が公明党の中で働いたのではないかな」と話す。

   深澤真紀(コラムニスト)「橋下さんは松井さんを前面に出し、自分はそれを抑えるというイメージを作り出そうとしたのではないでしょうか」

   出直し市長選挙で橋下再選はかなり微妙じゃないか。

文   ナオジン| 似顔絵 池田マコト
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