<雲の階段>
「水曜日は長谷川博己」あのきれいな指であんなことこんなことされたい!妄想するアラフォー、アラフィフ

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   原作は渡辺淳一の30年前の小説である。医師不足の離島で事務員をしていた相川三郎(長谷川博己)は、所長(大友康平)に手先の器用さを見込まれて後継者として指導を受けるが、医師免許は持っていない。無資格のまま診察や治療を続けていたある日、東京の大病院の令嬢亜希子(木村文乃)が子宮外妊娠で診療所に運ばれてくる。三郎が緊急開腹手術を行い、奇跡的に命を取りとめた。それが縁で離島から東京の大病院で医師として勤務することになり、亜希子とも結婚し、地位も名誉も手に入れたが…。

イケメン無資格医者めぐる2人の女の争い…30年前の渡辺淳一メロドラマ

   医療ものにプラスして、恋愛、人間関係ドロドロのストーリー展開は、古き良き時代の日本のメロドラマの香りがする。サブタイトルも、第1話「渡辺淳一究極傑作~無資格医背徳のメスを愛し抜く2人の女」にはじまって、第6話「棄てた女が復讐!?正体バラす謎の怪文書」などとどこか古めかしく、アラフォー、アラフィフ世代には逆にツボ。視聴率は芳しくないが、ひそかにハマっている視聴者は多い。

   ハマりの元はやはり主演の長谷川博己だ。顔良し。声良し。演技良し。大人の男のフェロモンムンムン。手術シーンなどで手元のアップが映るが、その指の美しさときたら!あの指であんなこともこんなこともされたいと女子の妄想を掻き立てる。無精髭もたまりません。

   第6話では、とうとう無資格医であることが事務局長(金田明夫)と義父の院長(内藤剛志)にバレてしまい、万事休すかとハラハラしたら、「君はもう階段を昇り始めている。そこから降りることは許されない」と義父にクギを刺され、無資格医のまま飼い殺されることになる。この先、どうなってしまうのか。追い込まれ、やがては破滅するであろう三郎がまた見モノだ。

   それにしても、なぜこんな古いタイプのドラマをと思っていたら、2006年に韓国でドラマ化されていたようで、いわば逆輸入のかたち。そういえば、長谷川博己は韓国俳優にも負けないワイルドさとセクシーさを兼ね備えている。韓流にハマったオバさんたちを日本のドラマに呼び戻すために、韓国俳優と互角に戦えそうな長谷川を主演にしたのかも。その作戦、大正解。少なくとも私のまわりのアラフォー女子は「水曜日は長谷川博己鑑賞日」として、仕事帰りに酒場に繰り出すことなく、まっすぐ帰ると言っていた。<日本テレビ系水曜よる10時~>

くろうさぎ

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