学校ハイキング不明の小学6年生「命拾い」事前の注意十分だったか?

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   小学6年生の2人が27日(2013年5月)、学校行事の登山中に行方不明になり、翌日は雨模様となり安否が心配されたが、正午前に下山してきて無事保護された。

「近道する」と進入禁止テープ無視して別のルート

   大阪市の私立城星学園小6年生80人と引率の教諭ら9人が、滋賀県高島市と福井県美浜町の境にある赤坂山(823メートル)に登るため入山したのは27日午前9時ごろだった。予定していたコースは12.1キロ、所要時間6時間半の、初心者でも楽しめるハイキングコースだ。ところが、「近道をする」と言って別の道を行った男女2人がいなくなった。気付いた教諭らが探したが見つからなかった。

   2人が行った道には進入禁止のテープが張られ、通る人のいない下山ルートとは正反対の道だった。2人は道に迷い、滝にぶつかり進めなくなった。ここに留まり一夜を明かすことに決め、持参していたシートを敷いておにぎりやおやつを食べながら夜を過ごした。翌朝、尾根を目指して登り返し、ふもとに小屋が見える登山道までたどり着いて下山したという。

   地元の山岳ガイドは「谷筋を下りずに留まったことで無事下山できた。谷筋を下りると転倒や滑落の事故が多くなるし、雨で増水すれば溺れる危険もありました。頑張って道を登り返したのが一番のファインプレー」という。

文   モンブラン| 似顔絵 池田マコト
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