冬眠明けのこの時期はエサ求めて凶暴化
ツキノワグマ研究所・米田一彦理事長によると、「亡くなった方の顔面にはクマにかじられた跡があるといいますから、たぶんそのクマが餌としたのでしょう。その餌を守りたいと逆襲に出たと思われます」と解説する。5月から6月にかけては、クマが餌を探して活発に動く時期でもあった。
小倉「僕の知り合いも、北海道でワゴン車を運転していたら、子熊が道路に出て来たので横断するのを待っていたら、後ろでドンと大きな音がした。振り返ってみたら、親熊が車に体当たりをしていたというんです。この時期のクマは凶暴なのかもしれませんね」
木下「町役場は山から5キロメートル以内には入らないようにと呼びかけています。ただ、町の外からやって来た人たちが山菜採りなどで山には入る可能性もあり、そのことが懸念されています」
クマにしてみれば、先にコッチのテリトリーに入ってきたのは人間だろうってなものだろう。
文
ナオジン| 似顔絵 池田マコト