「美空ひばり座」閉館…みのもんた止まらない思い出話「とにかく別格の人だった」

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   美空ひばりの思い出に浸れる「美空ひばり座」(京都・嵐山)があさって31日(2013年5月)に閉館される。ひばりの一人息子で「ひばりプロダクション」社長の加藤和也氏が「5月いっぱいで閉館」を決め、それを知って来館者は通常の2倍以上に増えているという。ファンたちは一様に「寂しい」といいい、地元商店主たちも「嵐山に貢献していただいた施設がなくなるというのは非常に寂しく、商業的にも多少のダメージはあるのではないかと考えています」(隣で土産物屋「洛楽」を営む細川政裕さん)、「若い世代からも離れていっておりますし、しかたのないことだとは思っています。時代の流れやなと思っています」(嵐山商店会の野田博会長)と複雑な思いだ。

赤坂のクラブ貸し切り!客はひばりと島倉千代子とみのもんた3人

   「美空ひばり館」は1994年にオープンし、08年に「美空ひばり座」としてリニューアルした。館内は地上2階、地下2階で、ひばりの生涯が写真や映像で紹介され、本人が使っていたメーク道具などで舞台公演時の楽屋を再現、もちろん衣装も展示されている。まあ、ひばりファン相手だけでこれらを維持するのは難しいのだろうけれど、まったくなくなるのは寂しい。加藤社長の発表は来年(2014年)のひばりの誕生日の5月29日に、東京・目黒区の自宅の一部を「美空ひばり記念館」として公開するという。

   ここから先は司会のみのもんたの独壇場だった。まず、とっておきの昔話―。「僕は昔、コロムビア大行進っていう番組を毎年、年末にやってたの。ある時、中央はひばりさんで決まりだけど、その左右を島倉千代子さんと都はるみさん、どっちをどうしようとスタッフが頭を悩ませていたんです。するとひばりさんが『私が決めるから』とひと言。ステージに立って『お千代さ~ん、こっちね。はるみ、ここ』。スタッフはシーン。

   終わってからも『みのさん、お千代さん、今夜つきあってね』。大きな自動車が3台。先頭にひばりさん、次に島倉千代子さん、3台目にあたしがちょこっと乗って、赤坂のあるクラブに入りました。貸し切り!。3人しかいなかった。すると、ひばりさんの弟さんが『では、ひばりのマイウェイを歌わせていただきます』。これがまた朗々とうまかった」

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