「そして父になる」でカンヌ国際映画祭の審査員賞を受賞した是枝裕和監督(50)は「たくさんのお祝いの言葉ありがとうございました。取材が続いていて返信、お礼ができませんでした。この場を借りてお礼申し上げます」と5月27日(2013年)のツイッターで喜んでいる。
「『そして父になる』は、幸せな船出となりましたが、まだまだ旅は始まったばかりなので、秋の日本公開、その後に始まる海外での公開に全力を注ぎます」と語る。記者からパルムドールについて聞かれた際に、口ごもったことについて、「僕がひねくれているのに加えて、ようやく自分なりの映画へのアプローチを見付けられたかな?と思い始めているので、まずはその作業を地道に続けることのほうが大切だ、という思いが強いからだと思います」という。
一方、成田空港でのやり取りで、受賞後のオファーはまだ殺到していないと話したことが記事になったことについて、「あーこういう、本質と関係ない話を拾うんだよねぇ…残念だなあ…自分で書こうかなあ…」と不満げに書いている。