今度は維新の会・中山議員暴言「元慰安婦の化けの皮はがれるところだったのに…」

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   橋下徹大阪市長は慰安婦必要論・風俗活用発言を修正したり、弁解・謝罪に大わらわだが、これまでのような暴言・放言のウヤムヤ収拾とはいきそうもない。日本外国特派員協会でも強調したのは「誤報された」だ。外国人記者たちは橋下発言を海外メディア向けには発信しており、「誤報」が納得されるとは到底思えない。

外国特派委員協会で橋下市長釈明「メディアに誤報された」

   24日(2013年5月)の橋下市長の会見には韓国記者も参加していて、「日本軍による強制はなかったと本当に思っているのですか」という厳しい質問が飛んだ。橋下は「多分あったと思います。でも、それは日本だけではなかった」と、これまでの「強制の確たる証拠はない」という発言をやや修正した。

   田中大貴リポーター「大阪市役所の会見には韓国記者の参加が増えています。ただ、在日米軍に対する風俗の活用発言については取り消し謝罪しましたが、慰安婦発言については姿勢を変えていません」

   日本維新の内部も受け取り方は真っ二つのようだ。予定していた元慰安婦と橋本の会談が直前に中止になったことについて、中山成彬議員は「面会は相手の方から申し込んできた。それが突然キャンセルされた。もう少しで化けの皮が剥がれるところだったのに」とこれまた火に油を注ぐようなことを言いい、参院選に出馬を予定していた候補者は「ここまで事態がこじれてしまっては出馬は無理。私は出馬しない」とあきらめ顔だ。

   メインキャスターの小倉智昭「化けの皮とは来日した元慰安婦さんたちのことをさしているの?」

「慰安婦必要論・風俗活用発言」外国記者は納得したか

   夏野剛(慶応大学大学院客員教授)「アメリカのリーダーたちはその出来事(従軍慰安婦の強制)が本当だったかどうかは別にして、性や女性の問題にはシビアに対応します。そういう認識が甘いですよね」

   元外務官僚・宮家邦彦氏は外国人ジャーナリスト向け弁明について、「橋下さんは自分の真意をどこまで特派員たちに理解させることができるか。理解させることができたら海外の報道のあり方も変わるでしょう。大成功か大失敗かです」という。

   夏野「外国のメディアはロジックを重視します。橋下さんの論理は明確でロジックがハッキリしている。今回がチャンスだと橋下さんは考えているのではないでしょうか」

   おいおい、ロジックの問題なのか。歴史観や差別に対する意識の問題じゃないの。夏野も橋下と同じような思考回路なのかな。

文   ナオジン| 似顔絵 池田マコト
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