「まるで他人事のような受け答えでした」と渡辺和洋リポーターは伝えた。またまた起きた全日本柔道連盟(全柔連)の不祥事。今度は福田二郎理事(76歳)が連盟関係者の女性にセクハラ行為に及んだという。
渡辺「福田氏は連盟の理事であるとともに、東京都柔道連盟の会長でした。その会長職をおととい(2013年5月25日)に辞任し、その後の記者会見で謝罪の言葉があるかと思われていましたが、一切ありませんでした」
辞任会見でも開き直り「たまたま飲み過ぎたから起きたことだ」
報道陣の前に現れた福田理事は開口一番、「何か質問は?」ときた。「謝罪しないのか」という記者の質問にも、「細かくは言えない。答えようがない。たまたま飲み過ぎたから起きたことだ」と開き直りとも思えるような態度を見せた。
渡辺「事件が起きたのはおととしの12月(2011年)でした。福田理事と被害にあった女性、それに連盟関係者のもう一人の3人で寿司屋で飲食をしたあと、福田理事と女性が一緒に地下鉄に乗ろうとしてホームに向かうエレベーターの中でキスを強要されたといいます。女性が地下鉄に乗って逃げようとすると、福田理事も同乗してきて、女性は次の駅でトイレに駆け込みましたが、追いかけて来てトイレのドアを叩いて出てこいと大声を上げましたと続けた話してます」
メインキャスターの小倉智昭「このあと、女性はタクシーで逃げようとしたら、この理事は別のタクシーで追いかけてきたのでしょう?」
渡辺「女性は交番の前でタクシーを止めたそうです。すると理事が降りてきて、タクシーのドアを激しく叩き、そこに警官が割って入って、その場は納まったそうです」