けさは200円高で取引開始。心配な長期金利の上昇
これがニューヨーク市場にどう響いたか。テレビ朝日ニューヨーク支局長の名村晃一が取り引きを終えたばかりの状況を伝えた。ニューヨークもこのところ最高値を更新していたのだが、日本の動きを受けて朝方は120ドルほど急落したが、昼過ぎから上げに転じて、終値は前日比12ドル67セント安の1万5294.50ドルだった。
名村は「企業決算が良かったことと量的緩和はまだ続くと示されたことなどに反応しました。普通ならここから買いが入るところですが、そうまではならなりませんでした」と東京の影響をいう。
エコノミストの飯田泰之「株安はアメリカまでは波及しませんでした。日本市場も中国指標を引き金に売りが売りを呼んだだけですから、買い戻しに動くと予想されますね」
司会の羽鳥慎一「アベノミクスのマイナス面が出たということでしょうか」
飯田「先週は長期金利が上昇して、きのうの朝も高くなったが、株価が下がったので長期金利も下がりました。急に悪くなる状態ではないと思います」
そうこういっているうちに開いた東証は、前日比200円高で始まり、「モーニングバード!」が終わるころには368円高という数字が出ていた。落ち着いたと言い切れないところが悩ましい。どっちにしろ、アベノミクスはふわふわした要素がありすぎる。
文
ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト