「朝ズバッ!8時またぎプラス」コーナーで第一生命が毎年募集・選考している「サラリーマン川柳」のベスト10を取り上げた。今年で26回目になるというからすっかり定着して、応募は3万490句にもなった。1位は「いい夫婦 今じゃどうでも いい夫婦」だったが、そのほかにも傑作が紹介された。
みのもんたしんみり「人生に カーナビあれば 楽なのに」
「何かをね 忘れたことは おぼえてる」
「ワイルドな 妻を持つ俺 女々しくて」
「すぐ切れる 妻よ見習え LED」
ここらあたりから司会のみのもんたがノッてきた。「そう、LEDはなかなか切れないですものねえ」
「人生に カーナビあれば 楽なのに」
みのが「うまいなあ、これはうまいなあ」としきりに感心する。紆余曲折あった自分の人生に重ね合わせているようで、スタジオにややしんみりした雰囲気が流れたが、次の句で吉川美代子(TBSアナウンサー・解説委員)がはじけた。
「スッピンで プールに入り 子は○○○」
最後の部分にシールが貼ってあって、さて何でしょうというわけなのだが、吉川が間髪を入れずに「迷子!」
みの「よくわかりましたねえ。さすが吉川さんですねえ、なんで?」
吉川はニヤニヤしている。実はそんな経験があったのかもしれない。
年俸4億5000万円÷3000球=1球14万円
「ダルビッシュ 一球だけで わが月給」
これを小林悠アナが解説した。「ダルビッシュ投手は年俸が日本円で約4億5000万円、投球数が3000球なので、1球投げると14万円だそうです」
吉越浩一郎(企業アナリスト)「聞きたくなかったなあ」
大笑いとなったのが「電話口 ○○○○ですかと 聞く新人」だった。さて何だろうとなって、シートをはがすと「何様(なにさま)」だった。与良正男(毎日新聞論説委員)が手を叩いて喜んでいる。「いる、いる。いるよ。本人は丁寧に言ったつもりなんだろうけどね」
腹の立つことばかりが多い世の中だけに、まあそれを笑い飛ばして溜飲を下げるというのもいいんじゃないかな。
(磯G)