やめとけ派「堅い投資家の生命保険や銀行は警戒して買ってない」
唐鎌大輔氏(みずほコポレート)は投資に疑問を投げかける。「円安で輸出額は2か月連続で伸びています。しかし、輸出数は92・3ポイントと11か月連続でマイナスです。輸出品が増えないと長期的な実体経済の成長とはいえません。株価への反応にまでいたらないと思いますね」
荻原博子氏(経済評論家)ははっきり「やめとけ」派だ。「今の市場で注目すべきなのは、生命保険や銀行などの売り買い状況です。生保も銀行も売りが大きく買いが少ない。というのは、堅くて安全な投資家は今の株高を疑問視している証拠です。今の市場は投機的な外国人が6割入っています。今後も乱高下は起こり、素人が手を出すと痛い目に遭いますね」
与良正男(毎日新聞解説委員)「これを実体経済にどうつなげていくのかでしょうね。株より心配なのが長期金利の上昇ですよね。国債の償還で経済に大きく関わりがあるしね」
長期金利が上がると、国債の利払いで日本の財政はたちまちパンクする崖っぷちなのだ。
(磯G)