英政府「連続テロ」警戒!男たちのメッセージに扇動の恐れ
ロンドンの内藤正彦支局長が事件の背景などを解説した。いまのところ計画性も背後関係もわからず、爆弾テロでもないが、英政府がテロとみ見ているのは、2人が殺害後に血まみれの包丁とナイフを持ったまま通行人にビデオ撮影を頼んだこと。男たちのアクセントがロンドン特有のもので、男たちがロンドンの生まれ育ちだとわかることが理由だという。男たちのメッセージが伝わると、イギリス国内の同じようなイスラム系不満分子に伝わり、同種の事件が連続する懸念がある。昨年(2012年)からのマリへの介入などでアフリカ系住民の反発は根強く、そうした文脈でとらえられているようだ。
男の言葉でもいろいろわかることがある。「女性にはすままない」というのは、なんともイギリス流だ。「戦いを仕掛けられる」「目には目を」「われわれの国では」。このいい方はテロリストの常套句。扇動者が若者に吹き込む口調そのものだ。興奮した口調だったが、逃げるわけでもない。主張を繰り返す。精神状態としては自爆テロの実行者と同じだろう。先のボストンの爆弾テロもそうだったが、先進国で生まれ育った若者を洗脳してテロに誘い込む手口が一般的になってきている。
司会の羽鳥慎一「通行人にビデオを撮ってくれといっていますね」
松尾貴史(タレント)「そういう計画だったのかもしれないが、人を殺すのに神の名を使うのは不思議ですね」
高木美保(タレント)「捕まってもいいという覚悟ものとにやっているわけで、爆弾使わなくても自爆テロみたいなものですよね」
彼らを煽動した人間の顔が見たい。