東京スカイツリーがきょう22日(2013年)で開業1周年を迎えた。展望台の入場者数は当初目標の580万人をはるかに超えて、20日時点で634万人を突破したという。
開業当初は整理券を受け取ってから入場するまでに「7時間待ち」という気が遠くなるような日もあったが、今はどうか。リポーターの阿部祐二が取材した平日の21日午後でも、「40分待ちですよ。1年たっても40分待ち。何ですかこの人気は」と驚く。週末には3時間待ちだ。
はとバス、芝公園のホテル、浅草にも波及効果
この1年でスカイツリー周辺にはどんな変化があったか。「はとバス」は平日50コース、土日80コースのうち、スカイツリーを組み込んだのは17コース。このスカイツリーのコースを26万850人が利用した。平均乗車率は他のコースが6割弱に対し、スカイツリーコースは9割を超える。
港区の芝公園内のあるホテル「ザ・プリンスパークタワー」は、東京タワーとスカイツリーの両方が見えるとあって泊り客の希望が多い。ホテルは「新しい付加価値が生まれた」と2か所を同時に望める宿泊プランを通年で設定し人気商品になっている。
一方、一時はスカイツリーに客を奪われた浅草・雷門周辺は、今年に入って外人観光客を中心に客足が増えたという。スカイツリーの待ち時間が今年に入ってやや短くなり、スカイツリー観光を追えた客が浅草まで足を伸ばしているからだ。
キャスターのテリー伊藤「スカイツリーの商業施設は計画的につくられたところ。下町にはいい所がいっぱいあるから探索してほしい」
文
モンブラン| 似顔絵 池田マコト