80歳で3度目のエベレスト登頂を目指して現地入りしている三浦雄一郎が、いよいよ23日(2013年5月)に頂上アタックするという。成功すれば、史上最高齢のエベレスト登頂の快挙となる。
大竹真アナが20日に、7530メートル地点のキャンプにいる三浦と電話で話をしたところ、こんな答えが返ってきた。「体調は37歳の時にエベレストを滑降した時以上に良好ですよ」
「これ以上にないコンディションで高山病もなく素晴らしい」
3月末にネパールのカトマンズに入り、4月16日に5350メートルのベースキャンプに到着した。このときも快適な山行を楽しんでいるふうで、「隊員全体、そして僕自身もこれ以上にないベストコンディションで、高山病もなく、素晴らしいキャンプサイトに立っています」と話していた。
先週16日には「いよいよこれから、ある意味では世界で最も危険といわれているアイスフォール、氷の断崖絶壁、氷の滝を突破しながら一歩ずつクリアしたいと思います」と連絡してきた。氷河が崩れると、人もハシゴも押し流されてしまう、ロシアンルーレットと呼ばれるこの極限の難所を乗り切った。
そしてきょう21日は7980メートルの地点に到達した。あすはデスゾーンと呼ばれ、酸素濃度が地上の3分の1になる8500メートルの地点に入り、翌日に頂上目指しアタックする。
「体力だけでなく、自分はできるんだという前向きの気持ち」
司会の加藤浩次「80歳でできるというのは、精神力でしょうかね」と、精神科医の香山リカに聞く。「体力もあるんでしょうが、自分はできるんだという前向きの気持が勝っているからでしょうね」という。
キャスターのテリー伊藤「2回目となる75歳の時、史上最高齢の登頂を果たしたあと抜かれてしまった。今回の80歳でまた史上最高齢になるんですが、世界にいるんですよ、羨望のまなざしと悔しさで見ている人が。三浦さんも悔しいからまた次なる目標に向かってとなる」
とりあえずは23日の無事成功を祈るしかない。