「日本で一番美しい人」夏目雅子、原節子、八千草薫…吉永小百合がいない!なぜだ?

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   『週刊現代』が週刊誌らしさを失ってきている。アベノミクス礼賛を除いては、月刊誌のような作りの記事が多い。週刊誌の速報性や機動力はいまでもそれなりの武器だと思うが、あまり関心がないようである。

   それでも今週気になった記事がある。「日本でいちばん美しい人はこの人だ!」。吉永小百合を除いて他にいるわけはないが、念のために読んでみた。すると、1位夏目雅子、2位原節子、3位八千草薫とあって、小百合の名がないではないか。そんなバカなと思ってページを繰ると、ありました! 何と「殿堂入り」しているではないか。

   「日本社会の美人の定義そのもの」(池谷裕二)、「彼女はもはや国宝級」(齋藤薫)、「彼女のプロマイドは現在でも抜群の売れ行き」(三ツ澤博)などの賛辞が寄せられている。当然のことだが、自分のかみさんを褒められたように嬉しいものである。

コスプレ不倫の橋下市長「ご自分の性欲過多を一般化するな」

   猪瀬直樹都知事の発言に続いて、橋下徹大阪市長の慰安婦発言が国際的な反発を呼んでいる。『週刊文春』の「悪意に満ちた(?)」モノクログラビア見開きの橋下の表情のおかしさと、文章がいい。<十三日、従軍慰安婦について特異な持論を展開した橋下大阪市長。これまで何度も桁違いの失言を重ねてきた氏だが、今回ばかりはスケールが違う。日本人だけではない、世界が呆れ返っている。

   いわく、従軍慰安婦は必要、風俗業も必要――。およそ政治家とは思えぬこの戯言。その上、アメリカ海兵隊の司令官に対し、風俗業を活用しないと海兵隊員たちの性欲はコントロールできない、とのたまわったというのだ。女性に対する甚だしい人権軽視と米兵に対する猛烈な侮辱ではないのか。

「性欲過多で頭がおかしくなったんじゃないですか?」

   小誌で「今週のバカ」を連載中の哲学者の適菜収氏は橋下発言をこう断じる。思えば、市長にはかつて小誌が報じた「コスプレ不倫」の過去がある。妻と七人の子供がありながら、スチュワーデス姿の女性との行為に耽ったのだから、性欲を簡単に抑えることができないタチなのだろう。女は抱くもの、性欲は出すもの。そんな「性欲過多」なご自分の認識を一般化して、公の場で開陳してしまったということか。

   「アメリカ軍に風俗通いを勧める前に、自分が行くべきでしょうね」(前出・適菜収氏)>

   こういう発言のことを「国辱もの」というのである。これで橋下ブームも終わった。

元木昌彦プロフィール
1945年11月24日生まれ/1990年11月「FRIDAY」編集長/1992年11月から97年まで「週刊現代」編集長/1999年インターネット・マガジン「Web現代」創刊編集長/2007年2月から2008年6月まで市民参加型メディア「オーマイニュース日本版」(現オーマイライフ)で、編集長、代表取締役社長を務める
現在(2008年10月)、「元木オフィス」を主宰して「編集者の学校」を各地で開催。編集プロデュース。

【著書】
編著「編集者の学校」(講談社)/「週刊誌編集長」(展望社)/「孤独死ゼロの町づくり」(ダイヤモンド社)/「裁判傍聴マガジン」(イーストプレス)/「競馬必勝放浪記」(祥伝社新書)ほか

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