「養殖サーモン食べるのは年に3回から6回までに」米名門大学研究者の衝撃レポート
『週刊新潮』『週刊文春』の向こうを張って、危ない食材は中国だけではない、アメリカのほうがよほど危ないという特集を巻頭で組んでいる。「日本人視察者が目を疑った『牛肉』飼育現場は糞尿まみれ」では、アメリカの飼育現場や食肉処理場がいかに汚いかを山田正彦元農水相に語らせている。「米国産『牛肉』輸入禁止24年で欧州はホルモン依存性ガンが減少」では、北海道対がん協会細胞診センター所長の藤田博正医師がこういっている。
<「米国産牛肉には、国産に比べると赤身で600倍、脂身で140倍のエストロゲン(女性ホルモン)が含まれていたのです(略)」
エストロゲンは、乳がんや子宮体がん、前立腺がんなどの「ホルモン依存性がん」の危険因子である。日本におけるホルモン依存性がんの発生率は1960年代と比べて5倍になっている。それと比例するように、牛肉消費量も同じく60年代比で5倍に増えており、そのうち約25%は米国産牛肉と見られている>
「カリフォルニア産オレンジに強烈なる『防カビ剤』」では、農薬や殺虫剤の主原料でもあるOPPは発がん性、TBZには妊婦が多量に摂取すると奇形児を出産する恐れがあると指摘されている。そのため約40年前には、当時の厚生省がOPPなどを使用した柑橘類の輸入を自粛するように警告していた。だがその後、アメリカ側がOPP使用容認を強く迫ってきたため、日本は食品添加物として認可してしまったそうである。
日本人の好きな養殖サーモンも危ないそうだ。衝撃的なレポートがコーネル大学など米国の名門大学の研究者によって05年に発表されたという。「養殖鮭と天然鮭を消費する際のメリットおよび危険性に関する定量分析」というタイトルで、そこにはこうあるという。
<「米・メイン州、ワシントン州の養殖サーモンを食べるのは年に3回から6回に留めるべきだ」>
<「養殖の鮭で何より危ないのが脂身です。畑などに撒かれた農薬や殺虫剤は、川の流れに乗って沿岸部に行き着き、養殖場の鮭の体内に取り込まれる。この時、化学物質を最も吸収しやすいのは脂肪分なのです」(食政策センター ビジョン21の安田節子氏)>
その他にも「袋を開けたらカビだらけだった『カリフォルニア米』の有毒性」「米通商代表部が『大腸菌付着に問題なし』と冷凍フライドポテト」などがある。TPP加入よりも先に、国内の食糧自給率を上げる政策をとらないと日本人の体は外国食材でボロボロにされそうだ。