予防接種後進国ニッポン!風疹大流行もワクチン「自己負担」「任意受診」のツケ

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アメリカの風疹患者は年間10人!国を挙げて接種キャンペーン

   アメリカは年間の風疹患者は10人と極めて少ない。国を挙げて感染症に取り組んできた成果だ。先月(2013年4月)、ネバダ州で行われたワクチン接種会場はスターウォーズのキャラが登場するなどお祭り騒ぎだった。この日、13種類のワクチンを300人が受けた。政府は10年ごとにワクチン計画を作り、種類ごとの接種目標を決める。自治体には各人の接種記録がデータベース化されており、決められた接種を受けていないと幼稚園や学校も入れない。

   この背景には60年代の悲劇があった。風疹の大流行で2万人の赤ちゃんに障害が出た。まだワクチンがない時代だったが、政府は独立の対策組織を作った。政府、製薬業界、市民、学会、医療関係者からなるワクチン政策決定組織(ACIP)だ。会議はすべて公開で、提言はそのまま採用され実施される。 接種時の注意書きには、副作用までが記されている。責任者は「集団の免疫レベルを高めれば感染を封じ込めることができる。それがアメリカの戦略だ。予防接種は個人だけでなく、社会を感染症から守る」という。

   いいね。訴訟に怯えて道を見失った厚労省とのなんという違いか。しかし、問題世代の男たちをうながす言葉はありそうだ。「妻と子、嫁と孫を風疹から守れ。お前は感染源になりたいか?」

ヤンヤン

NHKクローズアップ現代(2013年5月9日放送「風疹大流行~遅れる日本感染症対策~」)

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