細かい使い道問われない「基金」に1兆2000億円
土居丈朗・慶大教授は「基金というのは、いったん決めてしまうと使い道を細かく問われない。基金をつくればあとは使ったもの勝ち」という。
司会の羽鳥慎一「流用の意識はないといってましたね」
吉永みち子(作家)「実際どこから出たお金かわからないままということですよ。抜け道はわかっていて作ったんでしょうね」
取材した井口成人リポーターは「使い道が適正でなかったら、事業停止あるいは返金をもとめるべしという専門家もいます」という。
飯田泰之(駒澤大准教授)「政府予算の単年度主義の弊害から基金は重要視されるが、基金でも年度ごとの会計報告が必要ですよ。見過ごしてきた責任は民主にも自民にもある」
羽鳥「誰のための復興予算なんだ」
吉永「いたちごっこ。それぞれの省庁の予算でやってほしい」
要するにシロアリだ。予算こそは役人のレゾンデートル。国がどんなに苦しかろうと、自分の予算分捕りに命をかける。
文
ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト